2020年8月29日

聖廟にある繋牲石(けいせいせき)です。中国の制度になぞらえ、聖廟での祭典の時に羊などを生贄にした習慣を模して、生贄を繋ぐための石として造られたものです。ここ閑谷学校では形式的なもので実際に活用されたことはないそうです。閑谷学校OBの精神科医、山本昌知先生の証言によると昭和20年代後半、孔子を祀る祭典である釈菜の時には、形式的に山羊を繋いでいた時もあったそうです。