1月25日(土)に「電動ろくろで備前焼づくり」を開催し、8族20名の方が参加してくれました。
岡山・備前の伝統工芸品として名高い備前焼は、日本六古窯の一つに数えられ、千年の歴史を持つ炻器(せっき)です。絵付けや釉薬はせず、1200~1300度の高温で焼いたもので、土味の素朴な良さが表れている焼き物です。
今回のイベントでは、そんな備前焼の、【土づくり(粘土づくり)】と【形づくり(手びねり・電動ろくろ)】を行いました。
講師には備前焼窯元宝山窯の森敏彰先生に来ていただきました。
【土づくり】では、乾燥させた原土の塊をハンマーで細かくし、ふるいにかけて石や草などの有機物取り除いた後、水を加えながら練って粘土にしていきました!地味でとても大変な作業でしたが、ふるいをする人、原土を砕く人など役割を決め、親子で協力して粘土をつくる様子が印象的でした。
【形づくり】では、電動ろくろと手回しろくろを使い1人2つの備前焼を作りました。湯呑、茶碗、花入れ、一輪挿し、と作るものを決めて、陶土を成形しました。備前焼作家の先生方のご指導を受けながら、皆さん真剣な表情で試行錯誤すること約2時間、手作りの味わいが出ている素敵な備前焼ができました!
参加者の方からは、アンケートより「1から備前焼を作れて楽しかった」「分からないところは丁寧に教えていただき、楽しく参加できた」などの嬉しいお声をいただきました。
最後になりましたが、ご協力いただいた森敏彰先生をはじめとする備前焼作家の先生方に心より感謝申し上げます。
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