2019年12月02日

令和2年1月4日(土)「第16回読初(よみはじめ)の儀」を開催します

2020年は旧閑谷学校が創学して350年になります。普段立ち入ることのできない国宝の講堂で、論語を朗唱する新春行事「読初(よみはじめ)の儀」を開催します。旧閑谷学校にとっては「学校びらき」であり、参加者にとっては1年の決意を新たにする「勉強はじめ」となる儀式です。どなたでも参加できます。国宝を身近に感じることのできる貴重な機会です。ふるってご参加ください。

内容:孔子の像に拝礼したあと、講堂で論語を朗唱します。教材は振り仮名付きで解説もあり、初めての方でも親しめます。続いて有志が1年の誓いと抱負を披露し、全員で講堂のヒノキの床を磨きます。

日時:令和2年1月4日(土)10:00~(受付9:00~9:50)

会場:特別史跡旧閑谷学校 講堂

定員:150人(定員になり次第締切)

参加費:無料 

           ただし、史跡入場料(大人400円、小・中学生100円、65歳以上200円)が必要です。

申込方法 :当日、9:00~9:50に史跡入口で申し込み。(事前申込不要)

持参品:講堂の床の保護のための、重ね履き用の靴下が必要です。

その他:当日は、孔子像が一般公開されます。一般公開は年に二回しか無く、間近に拝観しながら学力向上・受験合格などを祈願するチャンスです。

 

「読初の儀」は、新年にあたって学問への決意を新たにする儀式として1711年(正徳元年)1月に始まりました。明治維新・廃藩置県に伴って一時期廃止されましたが、2005年(平成17年)、江戸時代の伝統行事に親しみ、論語の精神を現代に生かそうと顕彰保存会が復活させました。

厳冬期、昔ながらの作法で花頭窓(かとうまど)を開け放ち、背筋をピンと伸ばして執り行われます。参加者には「凜として、厳粛な気持ちになる」と人気があります。