みなさんこんにちは!
1月15日に実施した主催事業の様子を紹介します!
〇山登り名人の話・SDGsの話
山登り活動の前に山登り名人の香山所長から、山登りのコツや注意点、地図の読み方などについて学びました。
また、山が抱える環境問題として、山に捨てられるゴミ問題について、捨てられたゴミがどうなるのかを学び、それに対して、自分たちには何ができるかを考えました。
〇山登り活動(観音寺山 標高:385.8m)
子どもとボランティア、職員とで構成した5人1組の班で、3班に分かれて活動しました。
持って行く道具は班ごとに分け、それぞれの班で話し合って分担して道具を持ち運びました。
昼食も班単位で調理~食事まで行い、山頂でパスタを食べました。
山登りの活動中は、地図を読み解くミッションに取り組み、山登り名人に教わったことを実践に活かしました。
帰りのルートを3つ用意し、3班がそれぞれ違うルートを通って下山しました。
~担当者より~
今回の「山登り名人と登ろう!」で子ども達に感じたり、学んで欲しかったことは3つあります。
1つ目は山の環境問題について関心を持ち、自分にできる取り組みを考えることです。
SDGsの話では、小学4年生の理科で習う「水の大循環」に絡めて、山の環境問題のお話をしました。
山に捨てられたゴミは水の働きによって川を伝って海に流れ、そのゴミがプラスチック製の物だった場合、海の中で小さく分解されマイクロプラスチックとなり、それを魚が食べ、そしてその魚を人間が食べる。
このように、人間が捨てたゴミはやがて人間が食べることになるという、「ゴミの大循環」が起きてしまうから、山のゴミ問題は実は身近な問題なんだよという話をしました。
その上で、今回の活動では紙皿や割り箸など、敢えてゴミが出やすいような持ち物を準備しました。
昼食などで出たゴミをどうするかなと見守っていると、子ども達が率先してゴミを回収してくれました。
今後の生活でも、大げさなSDGsの取り組みでなくとも、「自分にできること」を実践していって欲しいです。
2つ目は登山の基礎を学ぶことです。
山登り名人の話を受けて、誰一人怪我をすることなく活動することができました。
せっかく山登りのイベントに参加してくれたので、今回の学びがまたいつか山を登る時に役立ててもらえたら嬉しく思います。
そして、5時間にもおよぶ山登り活動をやり遂げたということが自信に繋がってくれれば良いなと思います。
3つ目は仲間で協力することの楽しさを感じることです。
今回は登山という過酷な体験を、少人数のグループでやり遂げました。
どの班も協力して、励まし合って活動する様子が見られました。
初対面の人でもすぐに仲良くなってしまう子ども達の姿を見て、自分も見習いたいなと思う程でした。
仲間と分かち合った達成感は、忘れられない思い出になったと思います。
学校や普段の生活でも、仲間と協力することの楽しさを思い起こしてもらいたいです。
今回の主催事業では、昼食のパスタが上手に作れなかったりなど、小さなトラブルはありましたが、参加してくれた皆さんの明るさに助けられて無事に終えることができました。
参加してくれた皆さん、しっかりと体を休めて、風邪など引かないようお過ごし下さい。
最後になりましたが、今回ボランティアとして参加していただいた学生の方々に、感謝申し上げます。
「山登り名人と登ろう」主担当 小浦克友