みなさんこんにちは!
1月30日に実施した主催事業の様子を紹介します!
〇ろう石や耐火物についてのお話
今回は、ろう石や耐火物について学ぶために、一般財団法人岡山セラミックス技術振興財団 事務局長の
溝田恭夫さんをお呼びし、講演をしていただきました。実際に加工する前のろう石を見たり、耐火物の耐熱実験の様子が分かる動画を見たりと、たくさんの学びがありました。
〇七輪でお餅焼き体験
七輪が耐火物で作られていることや仕組みを学んだあと、実際に七輪を使ってお餅焼き体験をしました。向かい合って食べないように飲食スペースを工夫するなどコロナウィルス感染防止対策に配慮しました。
初めて七輪を使ったという子どもが多く、炭に火を付けることにひと苦労しましたが何とか無事着火!
1人6個お餅を渡しましたが、全部食べて帰る子どももいて、お腹いっぱいになって満足した様子でした。
〇クラフトづくり体験(ろう石ハンコづくり、オリジナル巾着づくり)
午後からはクラフトづくり体験ということで、実際にろう石をつかってハンコ作りをしました。
ろう石は他の石よりも柔らかく、削って加工しやすいということからハンコ作りができます。
彫刻刀を使って自分の名前を頑張って彫っていました。ろう石の裏面も使って2種類のはんこを彫った子どももいました。
オリジナル巾着づくりではステンシルという転写技法を使い、自分がデザインした形やシルエットシートを使って、巾着に絵を転写していきました。その後、自分が作ったろう石ハンコを巾着に押して、世界に一つだけの巾着が完成しました。
~担当者より~
今回の「備前の伝統産業を学ぼう!~ろう石編~」を通して、ろう石や耐火物にについて詳しく知るとともに、備前地域の伝統としてろう石が身近なものに使われてきたということが学べました。
参加者の感想の中にも、「ろう石は粉としてトイレの素材になるなど、身のまわりのものにたくさん使われていることが分かった。ろう石は高温に耐えられて、柔らかいことが分かった。」というような回答が多くあり、今回の事業も充実した学びになったと思います。
今年度の主催事業も残すところあと一つとなりました。次回は備前の伝統産業を学ぼう第二弾で,備前焼体験を行う予定です。
来年度の主催事業にもぜひご参加いただければと思います!